羊のことば

小さく小さく

2019-01-01から1年間の記事一覧

人間

人間が<究極には無意味でない>地平が、人間個人には無く、誰も持ち得ることがない<人間の総体>にあるのかという疑問が解消されないでいる。 何者か秀でた者達のみが<人間の総体>的になし得た偉業に携わることができ、そうでない一般の消費者には、その層を支…

ITが私達にもたらしたものAI

私達にITがもたらした価値を位置づけるとこうだと思う。 Time Value Experience Value 時間、速さ、体験、能力 そして、ITがもたらすものそのものはこうだと思う。 Automation Remote Comunication Simulation 人の手を離れての人の代わりをする手であり、 …

書く行為

映像との対比において、文章はその芸術的役割を終えたのか。 相対的に、文章は思想的意図を伝える担いが増したとは思う。 すなわち、それぞれの表象手段が、その役割の範囲をより一層狭め、モジュール化している、そのような時代にあると思う。 この考えは、…

存在の無意味、生成の有意味

変わらなければ意味がない。 存在だけしていることに意味はない。 すなわち存在というインフラは無意味だ。 そんなことが言えるのはなぜ。 無意味が存在を包括するとすればどこから意味は生まれるだろうか。 変わり続けないことには既得権益が若い芽を全潰し…

神様コンサルタントを選ぶべき理由

心に病を患ったとき、何かの空虚に耐えられなくなったとき、あなたはどのような手段を選ぶだろうか。 一番に対処しなければならない耐え難い感情をまずは取り払ってしまいたい、と思うだろう。 最初はあなたは一人で悶え苦しむかも知れない。でもそれがいず…

切実なリアリティをもって

あまりに語り尽くされていない。 表象はあまりに無言に消費され続けている。 オタクがどうして、アニメを享受し続けるのかとか、 少女がどうして、何度でも初恋を思い出すのかとか。 それから離れられなくなるその態度を誰も、あまりに語り尽くしていなさす…

のっぺらぼう - 幻影スケッチ1 -

浜辺の寄りに道路があって、道路のつたいに防波堤があって、防波堤の終端にのっぺらぼうがいた。 さも当たり前のように、顔のない人はそこにいた。 その情景にとてもマッチしていた。 磯の匂いと穏やかな小波の調べが、のっぺらぼうを優雅に見せている。 白…